北海道の文系大学への受験

北海道の文系の高校生とその保護者に向けての大学受験情報を整理・発信していきます

小樽商科大学のオープンキャンパス

 前回は一般の道内の文系学生は小樽商科大学を「決め打ち」で目指せということを書いた。

ssssshokkaido.hatenablog.com

 

しかし、入学してみて「思っていたのと違う」と中途退学してしまう自体は避けたい。

ある程度の大学生が自分の偏差値をもって、

もしくは実際のセンターの試験結果を鑑みながら、出願校を決定する。

 

よく予備校で言われるのが、

「志望校と出願校は違う」ということ。

 

実際の受験になって、今までほとんど大学について調べてないところに出願する場合も少なくない。私大のセンター利用の場合、そのキャンパスに行くこと無く入学することも可能である。

結果、「思っていたのと違う」ということになり、中途退学へと繋がる…。

 

一度は、その大学に行ってみるべきである。

その最適解がオープンキャンパスである。

 

道内の文系学生であれば、道内トップ校であってもセンターで失敗した場合、

中堅校であれば、センターが想定通り上出来の結果出会った場合、

小樽商科大学に出願できるケースがあり、多くの受験生に出願の可能性がある。

 

まずは、一度オープンキャンパスに参加すべきだ。

以下に小樽商科大学オープンキャンパスの詳細がある。

http://www.otaru-uc.ac.jp/hnyu1/event.htm

 

小樽商科大学のマスコットである商大くんが待っているだろう。

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決め打ちで小樽商科大学

繰り返しになるが北海道の文系学生はまずは「小樽商科大学」を目指すべきだ。

 

 

*とりあえず高みの北海道大学を目指しておいて、センターの出来不出来に応じて下げるという手もある。

 

しかし、小樽商科大学の場合は偏差値から見た差は10である。この差は相当である。

偏差値的な差が4とか5であればそれでいいかもしれないが、

10も差があれば、センターの出来不出来というよりそもそもの学力の差と言える。

 それは模試の段階で本来は分かっているものである。

 

またセンター試験で得点が足りないから、小樽商科大学へ進学という場合、

おそらくオープンキャンパスや大学の特色についてはほとんど調べてないことだろう。

それは不本意入学を生み、入学後の学びを含めた生活態度にも影響する。

 

札幌の東西南北のような進学校ならいざ知らず、

その他の高校であれば小樽商科大学であっても十分誉れと言える。

 

早い段階で小樽商科大学オープンキャンパスに参加し、

保護者や教員と相談した上で小樽商科大学を志望校に据え、

安心して受験勉強に励んで欲しい。

北大と樽商と釧路公立大の経済・商学部のそれぞれのイメージ

道内の主要文系学生の行き先になるであろう北海道大学小樽商科大学釧路公立大学

 

ここでは主観的にそれぞれのイメージについてまとめておきたい。

 

 

まずは北海道大学

道内のトップエリートが集まる大学であり、札幌の東西南北をはじめとした進学校がその輩出率を競う位置にいる。

 

ただし、偏差値的に見ても難関であり、ベネッセ・駿台のデータネット2017のデータからみればB判定(前期)にはセンター試験81.6%を得る必要がある。

感覚としては札幌市内の中堅校で学年トップの生徒が1,2名入れるかどうかの難易度である。極めて難しい。

 

そんな北海道大学の経済学部は、卒業後の進路を見ても道外を中心に大手の企業に卒業生を送り出している(ただし個別の人数は非公表)。

 

www.econ.hokudai.ac.jp

 

 

続いて、小樽商科大学

この大学のイメージはズバリ、「北海道大学に入れなかった学生達の進学先」である。

道内の受験生は取りあえず北海道大学に憧れる。できれば北大に入りたい。

しかし、現実はそううまくはいかない。

 

さきほどの道内一の進学校である札幌南高校であっても

H29年度8人、H28年度8人、H27年度10人と一定数を排出する。

(これは邪推かもしれないが、南校生としてはきっと北大経済に行きたかったのだろう)

 

ただ道内トップの進学校を除けば、小樽商科大学も憧れの大学と言える。

例えば札幌国際情報高校は近年はコンスタントに小樽商科大学を合格させており、

H29年度25人、H28年度24人、H27年度26人という抜群の安定感を見せている。

おそらく進路指導のノウハウが蓄積されていると見える。

 

卒業後の進路は以下の通りである。

 

www.otaru-uc.ac.jp

 

基本的には道内外への進路を安定的に確保している。

また、同大学のキャリアセンターも道内と道外を別けて記載しているのが特徴である。

 

主要就職先は以下

北洋銀行北海道銀行をはじめとした金融。

そして札幌市役所も多い。

 

ただし道外にも積極的に就職しており、同じ年度に同企業に大量に就職することはないものの多様な企業、それも大手に就職していることが分かる。

データから見れば、道内本社企業は51.8%。道外本社企業は48.2%。

約5割は道内留まるが、その道内についても金融をはじめとした人気企業に勤めている。

 

ベネッセ・駿台のデータネット2017のデータからみればB判定(前期)にはセンター試験68.8%北大に比べれば一気に現実的案数字となる。

 

 

最後に釧路公立大である。

釧路公立大は1988年に設置された大学であり、先の二大学に比べ圧倒的に若い大学である。

正直なイメージとしてはどうしても国公立大学に進みたい、進まなければならない受験生の受け入れ先という感がある。

 

またどうしても釧路という地方大学の中でも地方に位置する大学であり、札幌やその他の都市出身の受験生からは敬遠される理由も分かる。筆者の周りでも、釧路で学ぶくらいなら札幌市内の私学の経済に進むという話も聞かれる。

 

就職先については以下。

卒業又は修了した者の数並びに進学者数及び就職者数|大学紹介|釧路公立大学

 

小樽商科大学と比べ、道外の大手企業への就職先の数が少なくなっている一方、

道内の中小、役場への就職が多くなっている。

 

ベネッセ・駿台のデータネット2017のデータからみればB判定(前期)にはセンター試験で65%で難易度も小樽商科大学より落ちる。

 

ただし注意しなければならないのは、釧路公立大の前期はセンター試験のみでの入学が可能であり、また国語200点、数学・地理歴史・公民のいずれかで200点、外国語200点の計600点であり、文系学生にとって苦手な数学や物理を一切勉強せずに入学することが可能である。

 

そのため実際の難易度・偏差値に比べて前期でのセンター得点率は高くなっている。

 

 

 

まとめればこんなかんじではないだろうか。

日本や世界を舞台にトップエリートととして活躍する人材を輩出する北大。

主に北海道を舞台に、地域のリーダーとして活躍する人材を輩出する樽商。

北海道の基幹人材を輩出する釧路公立大。

 

 

繰り返しになるが、できれば北大に行きたい、行かせたいという受験生、保護者の気持ちは分かる。しかし現実を見ればトップ2%が彼らだ。

 

それよりは現実的で、かつ北海道を背負って立つ地域のリーダーを養成する 小樽商科大学を目指すべきでは無いか。

 

 

 

北海道の文系国公立大学まとめ

 前回の記事で北海道の主な文系大学を

北海道大学

小樽商科大学

釧路公立大学 とした。

 

ssssshokkaido.hatenablog.com

 

この記事ではより詳細に道内国公立大学を精査した。

それが以下の表である。

 

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教育学部看護学部、デザイン系も含めた広い意味での文系学部の定員と偏差値一覧である。

 

正直、受験生の総数の割に教育大学5校というのは多すぎる気がする。

また文学を勉強したければ基本的には北海道大学に進学するしかない。

 

 

リクルート進学総研によれば、

北海道の2015年の大学進学者数は16,042人

彼らが北海道内の大学に進学する割合は68.3%

全国の割合が43.6%であることから極めて道民の道内意向は極めて高いことが分かる。

 

道内信仰の強さは異常と言える。

 

 

さて、道内の受験生16,042人のうち68.3%、

つまり10,957人が北海道に残ることを意味する。

 

しかし、表に示したように教育、看護、デザイン系の学部を合計しても定員は

3110人。

 

文理選択の詳細データがないことから10,957人の文系内訳を示せないが、

受験生にとって安心できる定員ではない。

 

どうしても道内の大学へ進学したい文系学生へ

前回の投稿で文系大学、学部を擁する大学として、

北海道大学

小樽商科大学

釧路公立大学

の3つを挙げた。

 

ssssshokkaido.hatenablog.com

 

北海道民としては道内トップ大学である、北海道大学を目指したいところである。

しかし、北海道大学の文系学部の偏差値は67、68と全体の約上位2%

相当の選ばれし人間である。

 

かつデータからみればより悲惨である。

代々木ゼミナールの発表によれば、

2017年度入試の前期試験の道内比率は39.9%。後期試験は22.4%。 

 

www.yozemi.ac.jp

 

代々木ゼミナールの以下のグラフからも分かるように、

年々北海道民北海道大学に入りにくくなっている。

 

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 札幌市民にとっては北海道大学は近いけれど、入れない大学」である。

 

そうなれば現実的に目を向けるべきは次の

小樽商科大学である。

進研模試の偏差値によれば、偏差値は58。

これは決して簡単な大学ではないが、北海道大学に比べれば現実的だ。

 

調べてみれば、小樽商科大学は前期・後期の一般試験に加え、90名の定員を持つ推薦入試、夜間主、商業高校向けの総合入試などでも入学可能である。

 

進学校でなくても挑戦可能と考えられる。

多くの高校生や保護者は、ここに焦点を当てた受験戦略が必要なのではないか。

 

道内の文系高校生の進学先

北海道内は他の地域に比べて道内進学の意識が強いらしい。

これは話によれば保護者の意向が強いとのこと。

 

さて、それでは道内の文系学生にとってどのような進路が残されているのだろうか?

 

基本的には教員養成課程を除けば以下の3大学に集約されるんじゃないかな。

 

ベネッセ(進研模試)の偏差値も合わせて記載する。

北海道大学(法学部:68・経済学部:67・文学部:68)

小樽商科大学商学部:58)

釧路公立大学(経済学部:49)

 

本来大学は学びたい学問やアドミッションポリシーで選ばれるといいと思うのだが、結局のところは自身の偏差値で選ぶことになる。

 

そして北海道の文系大学(学部)の偏差値の差が絶妙である。

 

道内トップ大学である北海道大学が67、68。

中堅にあたる小樽商科大学が58。

比較的容易な釧路公立大学で49。

 

それぞれ約10の偏差値の差がある。

北海道大学は全体の上位約2%。

小樽商科大学は全体の上位約16%。

釧路公立大学は全体の上位約50%。

 

結構大きな差がある。

北海道大学を諦めた場合、偏差値10も低い小樽商科大学を選ぶ必要がある。それがだめなら、さらに10低い釧路公立大学である。

 

この中間はない。

これを考えれば、受験生は道内に固執せずに広い視野で進学先を選ぶことが賢明である。