北海道の文系大学への受験

北海道の文系の高校生とその保護者に向けての大学受験情報を整理・発信していきます

北大と樽商と釧路公立大の経済・商学部のそれぞれのイメージ

道内の主要文系学生の行き先になるであろう北海道大学小樽商科大学釧路公立大学

 

ここでは主観的にそれぞれのイメージについてまとめておきたい。

 

 

まずは北海道大学

道内のトップエリートが集まる大学であり、札幌の東西南北をはじめとした進学校がその輩出率を競う位置にいる。

 

ただし、偏差値的に見ても難関であり、ベネッセ・駿台のデータネット2017のデータからみればB判定(前期)にはセンター試験81.6%を得る必要がある。

感覚としては札幌市内の中堅校で学年トップの生徒が1,2名入れるかどうかの難易度である。極めて難しい。

 

そんな北海道大学の経済学部は、卒業後の進路を見ても道外を中心に大手の企業に卒業生を送り出している(ただし個別の人数は非公表)。

 

www.econ.hokudai.ac.jp

 

 

続いて、小樽商科大学

この大学のイメージはズバリ、「北海道大学に入れなかった学生達の進学先」である。

道内の受験生は取りあえず北海道大学に憧れる。できれば北大に入りたい。

しかし、現実はそううまくはいかない。

 

さきほどの道内一の進学校である札幌南高校であっても

H29年度8人、H28年度8人、H27年度10人と一定数を排出する。

(これは邪推かもしれないが、南校生としてはきっと北大経済に行きたかったのだろう)

 

ただ道内トップの進学校を除けば、小樽商科大学も憧れの大学と言える。

例えば札幌国際情報高校は近年はコンスタントに小樽商科大学を合格させており、

H29年度25人、H28年度24人、H27年度26人という抜群の安定感を見せている。

おそらく進路指導のノウハウが蓄積されていると見える。

 

卒業後の進路は以下の通りである。

 

www.otaru-uc.ac.jp

 

基本的には道内外への進路を安定的に確保している。

また、同大学のキャリアセンターも道内と道外を別けて記載しているのが特徴である。

 

主要就職先は以下

北洋銀行北海道銀行をはじめとした金融。

そして札幌市役所も多い。

 

ただし道外にも積極的に就職しており、同じ年度に同企業に大量に就職することはないものの多様な企業、それも大手に就職していることが分かる。

データから見れば、道内本社企業は51.8%。道外本社企業は48.2%。

約5割は道内留まるが、その道内についても金融をはじめとした人気企業に勤めている。

 

ベネッセ・駿台のデータネット2017のデータからみればB判定(前期)にはセンター試験68.8%北大に比べれば一気に現実的案数字となる。

 

 

最後に釧路公立大である。

釧路公立大は1988年に設置された大学であり、先の二大学に比べ圧倒的に若い大学である。

正直なイメージとしてはどうしても国公立大学に進みたい、進まなければならない受験生の受け入れ先という感がある。

 

またどうしても釧路という地方大学の中でも地方に位置する大学であり、札幌やその他の都市出身の受験生からは敬遠される理由も分かる。筆者の周りでも、釧路で学ぶくらいなら札幌市内の私学の経済に進むという話も聞かれる。

 

就職先については以下。

卒業又は修了した者の数並びに進学者数及び就職者数|大学紹介|釧路公立大学

 

小樽商科大学と比べ、道外の大手企業への就職先の数が少なくなっている一方、

道内の中小、役場への就職が多くなっている。

 

ベネッセ・駿台のデータネット2017のデータからみればB判定(前期)にはセンター試験で65%で難易度も小樽商科大学より落ちる。

 

ただし注意しなければならないのは、釧路公立大の前期はセンター試験のみでの入学が可能であり、また国語200点、数学・地理歴史・公民のいずれかで200点、外国語200点の計600点であり、文系学生にとって苦手な数学や物理を一切勉強せずに入学することが可能である。

 

そのため実際の難易度・偏差値に比べて前期でのセンター得点率は高くなっている。

 

 

 

まとめればこんなかんじではないだろうか。

日本や世界を舞台にトップエリートととして活躍する人材を輩出する北大。

主に北海道を舞台に、地域のリーダーとして活躍する人材を輩出する樽商。

北海道の基幹人材を輩出する釧路公立大。

 

 

繰り返しになるが、できれば北大に行きたい、行かせたいという受験生、保護者の気持ちは分かる。しかし現実を見ればトップ2%が彼らだ。

 

それよりは現実的で、かつ北海道を背負って立つ地域のリーダーを養成する 小樽商科大学を目指すべきでは無いか。